僕達の夏はこれからだ、って話
寝坊した上職場から帰宅したら一日中クーラー付けっぱなしで崩れ落ちました。
皆様お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。
今回は趣味の話です。身になる話は全くなく、アラサー過ぎようとするおじさんの感想文になります。
戻るなら今のうちです。
しゃーなし読んでやるか、という方はお酒でも飲みながら読んで貰えたら幸いです。
では、始めます。
【前日譚】
2022年8月2日、私は電車に揺られつつ頭を抱えていた。
年1の国家試験が終わって周りの人は憑き物が落ちた顔をしているのにである。原因は試験の結果が芳しくなかったからではない。(良くもなかったが)
そう、来たる8月6日にチャンピオンズカップ店舗予選があるからである。
(なんのこっちゃという方はマジックザギャザリングというカードゲームの地区予選があるよ、ぐらいでご認識下さい。)
そして私はかれこれ約2ヶ月間大会には出ていない。勿論調整もしていない。
まあ流石に資格試験の方が大事だし試験10日前にコロナの症状フルコンプしたりとそれどころではなかった。(余談だがPCR陰性かつ待機期間短縮のお陰で受験は出来た。)
とりあえず帰りの電車でTwitterと調整チームLINEにフリプ募集の旨を書き込み、試験道具をほっぽり出して最高気温36℃という炎天下の中良く通うお店へ急ぐ。
そして店に到着した時、勿論誰もいなかった。
昨日は平日にも関わらず調整メンバー含めて6人ぐらいは集まっていたのにである。
流石に気温36℃で命の危機を感じるにも関わらず平日16時から紙をしばく大人は自分の人生を見つめ直すべきだと言われても仕方ない。(個人の意見です)
なんなら家に引きこもってクーラーを効かせてアマプラ辺りで映画を見る方が懸命だ。私もそう思う。
↑虹村形兆さんも同意してくれるだろう。
悲しみを抱えながら店内に入ると知り合いの店員から一言、
「当日なんですけど60人以上は来そうなんですよね〜」
↑一護さんもきっとこんな顔である。
参考までに、休日に大きな大会をやると大体10〜20人、大きなタイトルがかかると〜35人ぐらいが自分の中での体感統計人数である。合っているかはさておき単純計算して約2倍。ごく控えめに言わなくても分かる。ヤバい。
そんなこんなでたった3日間の調整は始まった。
環境デッキを調べ、目を通す。夜になり仕事が終わって立ち寄ってくれた知り合いや調整メンバーとフリプを行い動きを確認する。大会があれば大会に参加し、少しでも多くデッキを回す。
なんなら当日の0時30分から最終調整をやった。正直早く寝るべきだと思う。
そうこうしている内にあっという間に当日となった。
【当日】
早めに外出し朝飯を食いに行って通り雨に遭い、ずぶ濡れになる所から始まる。
幸先は良くないが無理矢理に気持ちを奮い立たせ会場へ向かう。
到着後時間が経つ事に参加者は増え、
最終的には74人の参加者となった。ここが令和のバトルシティと言っても差し支えは無いだろう。
(画像はイメージです)
そして、ここから約8時間に渡る戦いが始まる。
【結果の前に補足】
・使用デッキ:バントスピリット
使用理由は一番使い込んでいるから(デッキ買う余裕ないのは内緒)。
何に勝つか分からんとかよぎったが知った事ではない。
俺達のカンパニーを信じろ。
【当日の試合結果】
1.白単人間(先)○-×-○
正直取りたいマッチアップ。
予習内容にはあったが1マナインスタントがヤバいぐらいの認識しかなかった。勉強不足は否めない。
2戦目落とし、3戦目もあわや押し切られそうだったがピン刺しのネベルガストの伝令で後続をタッパーとして時間を稼ぎカンパニー2発とトップでロードを叩きつけ勝ち。
2.バント人間(後)××-
後手2マリという絶望からスタート。
実験体→副官→エーデリン→副官×2で初戦負け。次戦は3t目反射魔道士を鎖鳴らしで回避し一息着こうとしたらエーデリンが飛んできて転げ落ちる。
トップロードで勝ちの盤面まで漕ぎ着けるが無事土地を引き爆発四散。
余談だが相手の方とlov2の話題でひとしきり盛り上がった。デッキケースからlov2のカードが出てきた時は懐かしさで胸が一杯になった。
とはいえここからは負けると終わりの戦いになる。つまりは地獄の始まりである。
3.アブザンパルヘリオン(後)○-×-○
再度初戦後手2マリスタートを実績解除し台パンしかける。
ロードも引かず、面では展開したがコンボを一回通される。手札も土地しかなく返しで完走もトップ次第、殴られたら殆ど終わりの状況でまさかのお相手投了宣言。
後から聞くと土地とパルヘリオンばかりのハンドだったそう。堂々としてみるものである。
2戦目4tキルされるが3戦目ネベルガストの伝令で時間を稼ぎつつ霊柩車着地でコンボを睨み無事完走。ピン刺し大活躍である。
4.ラクドスミッド(後)×-○-○
初戦クロクサと囲いでハンドをボロボロにされつつクロクサ脱出まで辿り着かれ投了。
2戦目相手の2マリに付け込みロードを早期に連打し勝ち。3戦目カンパニー2枚キープし1枚落とされるもキャストに成功。しかし呪文捕えしかヒットせず台パンの危機に陥る。
そこから相手の動きが鈍った為トップのスピリットを投げつけ続けてなんとか完走。
寿命が縮むのでスカるのはこれきりにして欲しい。
5.エスパーパルヘリオン(先)○-○
身内との試合。ロードがなく打点的に苦しいが面展開で打点を稼ぐ。コンボを一回決められピンチになるが最後はメイン船乗り起動で2マナ以下のスピリットを引く賭けに勝ち、場の放浪者の打点を上げて初戦完走。
2戦目相手の土地が2枚で詰まったため船乗りと3t目のネベルガストの伝令でクロックを刻みつつハンドの借り手と思考囲いで相手も見えたはずの論争で無言の圧をかけコンボを遅延させて無事完走。
個人的にはパイオニア将軍戦の雪辱を晴らせたので嬉しかった。
6.ラクドスミッド(後)×-○-○
三度初戦後手2マリスタート。特級呪物と言われても文句は言えまい。
そこから囲いと除去を雨あられの様に打ち込まれて初戦負け。2戦目も似た流れになるも場のクリーチャーでなんとか殴り切り完走。
3戦目はトップ勝負になるが放浪者とネベルガストの伝令がなんとか生き残り、トップから船乗りで打点を上げて最後のライフを詰め切って勝ち。
ここまでで5-0-1だが4-1-1が8位にいる関係上当たり次第では仁義なき戦いになる為祈りながら7戦目を待つ。
7.id(本来なら赤単)
無事予選抜け確定の方(この方は権利を獲得したとの事)と当たり現在の順位を3回は確認してidを選択。身内が7位で仁義なき戦いを繰り広げるが敗北した為、チーム内で唯一予選通過という重責を背負う。
正直、たかが趣味と言われればそれまでだと思う。誰かに自慢出来るものでもない。どうしてこんなに必死かも分からないが目の前に勝ちが転がっているなら勝ちたいのが人情だと思う。愚問かもしれないが。
残った方の中で腕は一番低いが幸い当たるデッキは全て把握している。珍しく体力も余裕がある。後は当たって考えよう、という事でいざ出陣。
SE1.イゼットフェニックス(後)××-
初戦1マリでマナの合流点、放浪者×2、2マナロード、鎖鳴らし呪文捕らえカンパニーという上振れか2マリかの選択を迫られる。
相手がイゼフェニというのは知っていた為その場では上振れを狙う他ないと判断(2マリに対する恐怖があったのは否めない)するが、土地が引けず負け。
2戦目も土地2で止まる。ロードも引けずなんとか抵抗を試みるが除去の雨から氷の中の存在の反転及び殴られる事が確定し2パンで負けの上1発殴られるとショック圏内の為投了。最後は呆気ない幕引きとなった。
↑人は本当にこうなるらしい。
後ろで馴染みの店員が観戦していたのにも気付かず折れそうな気持ちを奮い立たせ頭を回すのに精一杯だった。全てが終わりアイシールド21の葉柱君になっている自分に向かってその人が静かに自分の肩に手を置いた瞬間、全てが終わった事を理解して涙目になった。意外と涙脆い事に定評があるが人前で泣きそうになったのは久しく記憶にない。
試合中及び試合後に言動が悪くなっていた事を今更ながら反省し、絞り出すように「頑張って下さい」と声をかけ反省会会場へと向かって自分の挑戦はひとまず幕を閉じたのでした。
チームの反省会後に月2ぐらいで行く飲み屋で飲み過ぎ、次の日仕事に遅刻しかけた上クーラー付けっぱなしで帰宅後崩れ落ちたのはまた別のお話。
【終わりに】
まず、ここまで読んで頂いた事に感謝申し上げます。
色々と突っ込み所はありますが泣けるだけの趣味があるのだなあと少ししみじみとしている今日この頃です。
真面目に取り組んでいるかと言われれば怪しいですが、自分なりにこれからも続けていく事が出来ればと思います。11月下旬の名古屋にも野次馬で行く予定です。
もし読んで頂いた方で知り合う事があれば一声お掛け頂くと喜びます。知り合いの皆様はイジって下さい。
書いておいてなんですがこれめちゃくちゃ恥ずかしいので。黒歴史まっしぐらです。
まあいい思い出という事でどうかよろしくお願いします。果たして許されるのやら。
最後に、
調整に付き合ってくれた皆様、応援して下さった皆様、当日深夜の最終調整に付き合ってくれた某氏、当日対戦して頂いた皆様、運営の方々、何よりもここまで読んでくれた方への感謝を。
では、また次回。